看護師が退職する原因について

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看護師の退職する原因として、もっとも多いのが人間関係だ。上司や先輩の看護師からパワハラを受けたり、患者さんと上手くいかなかったり、多くの仕事を割り当てられても誰も助けてくれないといった状況が続いたりと、様々な人間トラブルで多くの看護師が退職している。

人間関係がうまくいかないと仕事に行くたびに腹痛を感じたり、吐き気を催したりと、健康に大きな影響を与えてしまうものだ。ひどい場合にはうつ病になることもある。このような場合には、1人で考えることなく家族や友人に相談することが重要だ。どうしてもつらい時は、休息することが大事だ。また動けるようになってきたら転職活動をするといい。

また、特に看護業界は体力エネルギーが必要になってくる。病棟勤務の場合は夜勤もあり、働く時間帯が不規則になりがちだ。20代の頃は若さで乗り切ることができるが、30代に突入してくると徐々に体力的に厳しくなってくるのが実情だ。

そんな中で、給料に不満を持って退職するケースも珍しくない。看護師は社会的に非常に貢献性の高い仕事だが、施設によってはなかなか給料が上がりにくい現状がある。年齢を重ねるたびに仕事の内容が複雑化していき、新人看護師の指導などもする必要があって仕事はどんどん増えていく。そんなハードな現状があるにもかかわらず、給料があまり変わらなければ不満を感じるのは当然だろう。

このように、看護師には色々な退職背景がある。もし同じ現場で働き続けていきたいのであれば、自分が職場に求める条件の最低のボーダーラインを決めた上で職探しをすることが大切だ。